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常、「経」「律」「論」に精通している僧侶を三蔵法師(さんぞうほうし、中国語ではsanzangfashiと発音しますが、唐三蔵tangsanzangというほうが多いです)と言いますが、いつの間にか西遊記主人公の一人である玄奘(げんじょう)法師の固有名詞となりました。西遊記の小説は、全書100話となっていますが、第1話から第8話まで孫悟空の出生に関する第一部を除いて、三蔵法師が登場しない部分は少ないです。三蔵法師が仏教の経典を求めて、西の旅(インド)を始めますが、途中九九八十一難を経験します。これはよほど意志の強い人でなければなかなか続けられない苦難の長旅です。

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西遊記

三蔵法師の旅

三蔵法師は(602年〜664年)の法名は玄奘で、中国唐代の第一僧侶とされています。幼い頃両親をなくした玄奘は、13歳の時出家し、たちまち有名な僧侶として全国に名を知られます。今から1300年前、三蔵法師は25歳の若さで当時の都である長安(今の西安)から出発し、遥か遠い天竺(インド)に経典を求めて旅を始めます。長安を出発してから中央アジア、アフガニスタン、パキスタンを通って目的地のインドに到着します。

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三蔵法師の人物像

三蔵法師

三蔵法師は、当時の人としては大変体が大きい人でした。でも、体格とは正反対に性格が穏やかで、しぐさが優雅な人でした。今と違って、当時国を離れることはそんなに簡単なものではありませんでした。国境を越えるという行為は普通では考えられないことでした。インドに着いた三蔵法師は、2年間滞在し仏教の勉強に励みます。645年、657部の経典と共に三蔵法師は長安に戻りました。長安を出発してから19年という長い歳月を経っていました。

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三蔵法師の弟子たち

みなさんご存知のとおり、孫悟空(そんごくう)、猪八戒(ちょはっかい)、沙悟浄(さごじょう)は三蔵法師の3人の弟子たちです。西遊記の小説の中には、三蔵法師と3人の弟子たちの出会いがそれぞれ詳しく載っています。みんな何かしらの理由で人間社会に罰せられた「人」です。一番弟子はもちろん孫悟空、二番弟子は猪八戒、三番弟子は沙悟浄です。忘れがちですが、三蔵法師が乗っている白竜馬も無くてはならない存在です。

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三蔵法師の苦難

三蔵法師の西への旅は、決して容易ではありませんでした。西遊記には数多くの妖怪、お化けが登場するだけではなく、また自然災難に会うこともしばしばあります。旅の途中で出てくる悪魔たちは、当時人々を苦しませている官僚と勢力を表しています。旅の最後の最後まで三蔵法師と3人の弟子たちは苦難を経験しますが、その数なんと九九八十一です。この数字は、人が生きていくうえで経験する様々な苦難の数です。

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三蔵法師のもう一面

どんなに大きな困難でも、どんなにおいしい誘惑でも、インドに行って経典を国に持って帰る三蔵法師の意志は固いものです。しかし、西遊記の小説の中で描かれている三蔵法師は、ある意味弱々しく女性のような一面があります。西遊記の映画(日本の映画を指します。中国では男性が演じています)で、三蔵法師の役は決まって女性が演じていますが、これは三蔵法師が持っているもう一面の性格の証明でもあります。

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三蔵法師の助け役

三蔵法師が経験する八十一の苦難は、普通の人間の力ではどうにもできない試練が多いです。なぜなら、西遊記に登場する悪いものは妖怪や化け物が多いからです。三蔵法師を助け最後の目的を達成するうえで、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の功労は大きいものです。そして何と言っても孫悟空は一番の功労者と言っても過言ではありません。香取慎吾が西遊記の映画で孫悟空を演じていますが、中国では六小霊童という人が孫悟空役を演じ、一躍中国の大スターとなりました。孫悟空の役をあまりにも上手に演じたので、西遊記の映画といえば孫悟空役は決まって六小霊童ということになりました。

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