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西遊記は中国人のみならず、世界の多くの人々に親しまれている小説で、中国古典作品の傑作の一つです。西遊記は、三蔵法師(さんぞうほうし)が孫悟空(そんごくう)、猪八戒(ちょはっかい)、沙悟浄(さごじょう)の三人の弟子の保護のもとで、九九八十一(くくはちじゅういち)という難関を克服しながら、インドへ経典を求めて行く話です。西遊記の最後は、みんなご存知のとおり経典を手に入れ、三蔵法師と3人の弟子が無事中国へ帰国するというハッピーエンドです。

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西遊記

西遊記が証明した「団体」の力

西遊記

西遊記で三蔵法師を始めとする主人公たちは、インドへ行って経典を国に持って帰るという一つの目標のために力を合わせ、知恵を出し合っています。西遊記の主人公たちの目標ははっきりしていて、様々な困難があって大変な思いをしながらも誰一人「揺れる」ことはありません。妖怪や魔王、自然災難といった81の数にのぼる困難の前で、西遊記の主人公たちは力を合わせ、自分の分担をしっかり果たしています。

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西遊記での「三蔵法師」の存在

三蔵法師

三蔵法師は「インドへ経典を取りに行く」上で、西遊記では中心人物であり、またリーダーでもあります。武力が高く、様々な術を持っている孫悟空、猪八戒、沙悟浄の3人は、三蔵法師の弟子である以上、三蔵法師の指示に従わなければなりません。これは「弟子は師に従う」、「子は親に従う」中国何千年の考え方です。三蔵法師の使命感の強さは言うまでもなく、妖怪(仙人でもある)である3人の弟子をうまくコントロールしながら旅の目的を達成するために、全力を尽くします。西遊記で三蔵法師は、何度妖怪たちにさらわれ大変なことになったか分かりません。しかし、常に冷静さを保ち、強い信念で自分の意志を曲げない三蔵法師の姿は、現代人の私たちに多くのことを教えてくれます。

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西遊記での人気者「孫悟空」

孫悟空

西遊記といえば孫悟空! 西遊記という中国の古典小説を知っている人は、孫悟空を知らないはずがありません。武術が高く、72変身術などすごいパワーを持っている孫悟空は、頭の回転が速く行動性があります。どんなに巧みに人間に化けた妖怪でも、孫悟空の鋭い目をごまかすことはできません。猪八戒と沙悟浄より遥かに高い能力と武力を持っている孫悟空は、三蔵法師にとってなくてはならない存在です。みんなご存知のとおり、孫悟空がいなければ三蔵法師はとっくにあの世にいった(西遊記の中で)に違いありません。

西遊記と言えば孫悟空

西遊記で最も中心的存在である孫悟空ですが、実は大きな欠点を持っています。それは「短気である」、「慎重性が足りない」ことです。孫悟空のこの短所を見事にコントロールしているのは、三蔵法師です。三蔵法師は普通の人間ですが、観世音菩薩から教えてもらった「呪文」があり、いざとなった時にはその「呪文」で頭の輪が締まり、孫悟空を従順にします。西遊記に登場するほとんどの人物がそれぞれ特徴のある「武器」や「宝物(呪文)」を持っているのも、西遊記の魅力の一つです。

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西遊記の怠け者主人公は「猪八戒」

猪八戒

猪八戒は西遊記で最もユーモアで、常に人を笑わせる主人公の一人です。猪八戒の短所は、言葉が多く行動が少ないことですが、柔軟性があり、全体のムードを調和する上では彼に勝る者はいません。三蔵法師を挑発して、孫悟空を追い出したり、孫悟空をひどい目に遭わせたりしてたまには憎い存在ですが、猪八戒が登場しない西遊記は想像もつきません。食べるのが大好きで、また遊ぶのも大好きな猪八戒は、西遊記の「愉快な主人公」です。

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西遊記で存在が薄い主人公は「沙悟浄」

沙悟浄

西遊記で存在が薄い主人公といえば、沙悟浄ほかいません。西遊記の主人公の一人であるにもかかわらず、性格や特徴があまりはっきりしていないのが残念なところです。沙悟浄の人物像がはっきりしていないことは、西遊記の作品としての失敗でもあり、作者のミスでもあります。とはいえ、三蔵法師に従いまた誰よりも黙々と働く彼の存在は、西遊記で決して無視できません。

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