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滸伝(すいこでん)は、三国志(さんごくし)、紅楼夢(こうろうむ)、西遊記(さいゆうき)と並んで中国4大名作(4大小説)とされています。水滸伝は中国明の時代の長編小説で、「中義水滸伝」というタイトルも持っていますが、中国の人は「水滸」と略して呼んでいます。水滸伝は中国歴史上、初めて白話で書かれた「回」と呼ばれる小説です。

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西遊記

水滸伝の作者

水滸伝の作者について論争は絶えていませんが、施耐庵(中国語でshinaianと発音)による著書という考え方が最も一般的です。でも実は、施耐庵と羅貫中(中国語でluoguanzhongと発音)による編集と言ったほうが一番正しいと、中国の歴史教科書に書いています。羅貫中は小説の創作に全力を投球した、中国文学史上有名な作家です。彼の文学へ全力投球できたのは、意外な理由(政治的失脚)によるものでした。

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水滸伝のあらすじ

水滸伝は、梁山泊(中国語でliangshanboと発音)と呼ばれるところに集まって一つの集団を形成し、庶民を苦しませている官僚たちと戦う英雄たちの話です。梁山泊(りょうざんぱく)は、中国の山東省済寧市梁山県に存在した沼沢です。水滸伝の物語は実話ではありません。しかし、14世紀の元代に編纂(へんさん)された歴史書「宋史」には、徽宗期の12世紀初めに宋江(中国語でsongjiangと発音)を首領とする三十六人が梁山泊の近辺で反乱を起こしたことが記録されています。

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水滸伝には108人の豪傑が登場する

15世紀頃にまとめられた水滸伝で、三十六人の豪傑は3倍の百八人に増やされます。108は人が持っている煩悩の数を表していて、編集者が意図を持って108という人物を登場させたと思われます。ご存知のとおり、108は除夜の鐘の数でもあります。水滸伝には108という数多くの人物が登場しますが、作者の筆により一人一人の性格が鮮明に描かれています。このような作者の努力は、水滸伝を成功への導いた大きな要素でも言えます。

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水滸伝の最も大きな成果

水滸伝は作者の高い芸術的描写によって120回にわたる長編小説にもかかわらず、文脈がはっきりしていて大変読みやすいです。水滸伝は、中国封建社会の農民運動の発生、発展とその失敗の過程を坦々と語っています。水滸伝の最も大きな成果は、封建社会の腐敗と統治階級の贅沢な生活を暴露したことです。また、貧困と飢餓で苦しむ百姓を同情し、庶民の立場でものを語る作者の姿勢は堂々たるものです。

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水滸伝の世界的地位

水滸伝は中国古代の最も優秀な長編小説の一つとして、後世に与える影響は大きなものです。水滸伝の版本は非常に多いですが、大きく簡体版本と繁体版本に分けることができます。中国明清時代の版本が一番多く、版本ごと特色がありますが、70回、100回、120回、3種の繁体版本がわりと流行しました。水滸伝は数多くの言語に訳されていますが、日本語版は特に多いです。小説だけではなく、ゲーム(幻想水滸伝)、漫画(マンガ)、映画、テレビなどにもなっていて多くの日本人に大変親しまれています。

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幻想水滸伝が中国に逆輸入?

日本のゲーム、漫画は中国で大変人気があります。中国の若い人たちは、三国志大戦、幻想水滸伝など日本のシュミレーションゲームに夢中になっています。翻訳された「三国志11攻略」、「幻想水滸伝5攻略」の中国版まで市場やネットで販売されています。日本のゲームと漫画は、国境を越えて中国の人々を魅了しています。

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水滸伝の英語版本

水滸伝は英語で通常「water margin 」若しくは「outlaws of the marsh」と約されています。1933年、最初の英語版が出版され、当時のアメリカで大きな波紋を起こしました。しかし、残念なことに水滸伝の英語訳にはたくさんが誤った部分がありました。水滸伝の英語訳は、作者本来の意図と大きく違った部分も多少存在していて、魯迅(ろじん)先生はこれに深い不快感を表しました。現在良いとされる英語版は、中国籍のアメリカ学者sidney shapiro先生による訳本です。

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