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楼夢(こうろうむ)は、三国志(さんごくし)、水滸伝(すいこでん)、西遊記(さいゆうき)と並んで中国4大名作(4大小説)とされています。紅楼夢は中国の長編小説として中国清の時代、曹雪芹(そうせっきん)によって書かれました。紅楼夢の最初のタイトルは「石頭記」でしたが、作者がある日「紅楼夢」というタイトルにするよう夢見たことをきっかけに、正式に「紅楼夢」に直したそうです。

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西遊記

紅楼夢の作者

紅楼夢の作者は、中国清の小説家曹雪芹(そうせっきん、中国語でcaoxueqinと発音)です。曹雪芹(1715〜1764)の字は芹圃、中国南京(なんきん)で生まれました。曹雪芹が大官僚地主の出身であることから、紅楼夢は作者自身の体験ではないかという説があります。裕福な家庭で生まれ育った曹雪芹は、不自由のない少年時代を過ごします。しかし、彼の贅沢な生活はいつまでも続きません。

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紅楼夢は作者の体験談?

中国では政治(統治者)が変わると、前の統治者に使われていた者若しくは前の統治者の周辺の人全てを「消してしまう伝統」がありました。紅楼夢の作者一家も政治の犠牲者となり、生活は一変します。曹雪芹一家はこれまで考えもしなかった「食べ物がない、着る物がない、寝るところもない」生活をしなければなりません。作者は、封建統治階級の没落を肌で感じると同時に、庶民の苦しい生活を理解するようになります。紅楼夢は、作者が一番苦しい(お粥すら満足に食べられない)時期に書いた作品とされています。

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紅楼夢のあらすじ

紅楼夢は賈宝玉(中国語でjiabaoyuと発音)、林黛玉(中国語でlindaiyuと発音)、薛宝釵(中国語でxuebaochaiと発音)の恋愛と悲劇婚姻を中心として、賈家を代表とする4大家族の繁栄と衰退を書いた小説です。皇族と婚姻関係のある賈家は紅楼夢の男主人公である賈宝玉に全てを託します。しかし、賈宝玉は小さい頃から勉強が嫌いで、豪宅に住む美女たちと風流生活を送ります。ある日、美人の林黛玉に会う賈宝玉はたちまち恋に落ちます。

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「紅楼夢」の悲劇の主人公

紅楼夢は繁栄から衰退、更に没落に向かう賈家を始めとする4大家族を描いた悲劇小説です。小説の主人公である賈宝玉と林黛玉は、お互い愛し合いますが当時の社会で決して許されない「身分」という大きな壁にぶつかります。賈宝玉は結局、財力と勢力のある薛家の娘、薛宝釵と結婚します。しかし、愛のない婚姻はもう一つの悲劇の女主人公を増やします。薛宝釵は、嫉妬と財力で賈宝玉と結ばれるものの、彼女の不幸も結婚と同時に始まることになります。

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「紅楼夢」の2人の女主人公面

林黛玉と薛宝釵は、紅楼夢の二人の女主人公です。衰退した封建家庭で産まれた林黛玉は、幼い頃に両親をなくし、賈家に身を寄せます。美しく、可憐な林黛玉は、賈宝玉の心をしっかり掴みます。林黛玉は賈宝玉に一筋の愛、変わらぬ愛を求めますが、最後は賈宝玉と結ばれることなくこの世を去ってしまいます。裕福な家庭で生まれ育った薛宝釵は、「自分が欲しいものは全て手に入れる」という考えを持っています。林黛玉と賈宝玉の愛を知っていながらも、賈宝玉を奪ってしまう彼女は、ある意味林黛玉より可憐です。

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紅楼夢と「紅学」

「西遊記、三国志は知っているけど、紅楼夢は知りません」という日本人は少なくありません。中国で紅楼夢は、文学的成果が一番大きな作品として紅楼夢を専門に研究する学科「紅学」が誕生したぐらい有名です。紅楼夢が人々の高い評価を得ている大きな理由は、封建社会の腐敗と没落生活を暴露しているだけではありません。紅楼夢は美しい言語、構成の厳密など芸術的な面でも素晴らしい成果を挙げています。

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紅楼夢は「封建社会の百科全書」

紅楼夢が世に出てから「紅楼夢を勝る文学作品はない」と中国文化界の人々は評価しています。小説は上流階級の貴族社会を中心として、18世紀前半中国封建社会を描いています。紅楼夢は、この時代(中国封建社会の末期)の歴史の鏡として人々の生活を語っています。また、中国封建社会が崩壊へ向かう歴史の流れを止めようがない作者の気持ちの表れでもあります。

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