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西遊記(さいゆうき)は、三国志(三国演義、さんこくえんぎ)、紅楼夢(こうろうむ)、水滸伝(すいこでん)と並ぶ中国4大名作(4大小説)の一つです。西遊記は、神と妖怪(鬼、お化け)が多数登場するので中国では古典神鬼小説と呼ばれています。西遊記の主な内容は、中国唐(とう)の法師が遥か遠い天竺(インド)に経典を求めて旅をする話です。長旅に欠かせないのは数々の苦難と妨げですが、三蔵法師を助けて旅の目的を達成するに当たり無くてはならない存在はその弟子たちです。

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西遊記

西遊記の構成

三国志

西遊記の小説は、全書100話となっていますが、構成から西遊記を大きく三つの部分に分けることができます。
西遊記の第1話から第8話までは第一部で、孫悟空の出生、三蔵法師を師とするなどの話が載っています。西遊記の第8話から第12話までは第二部で、三蔵法師の経歴と経典を求める理由などについて書かれています。西遊記の第13話から最後の部分までは第三部で、三蔵法師がインドに経典を求めて行く途中、孫悟空、猪八戒、沙悟浄を弟子とし、九九八十一難(きゅーきゅーはちじゅういちなん※)を乗り越えついに経典を手に入れるという話となっています。

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西遊記の真実性

きんとんうん

西遊記は孫悟空が金団運(きんとんうん)に乗って空を飛んだり、いろんな人や物に変身したりするなど、現実をかなり離れた小説です。しかし、西遊記はまったく架空の話ではありません。西遊記は実の話を元にして、呉承恩(ごしょうおん)が中年から晩年にかけて書き上げた超大作です。今からおよそ1300年前、25歳の玄奘(げんじょう)は中国当時の都長安(ちょうあん、今の西安)から出発し、インドへの経典求めの旅を始めます。長年の苦労を経てインドに着いた玄奘は、インドに2年間滞在し、仏教の勉強をし、長安へ戻ります。

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西遊記と三蔵法師

経、律、論に精通している僧侶を三蔵法師と言います。中国唐の時代の僧侶である玄奘は、若くして経、律、論に精通している有名な法師です。多くの人は、三蔵法師といえば玄奘、玄奘は三蔵法師と思っているようです。つまり、三蔵法師を玄奘の固有名詞のように使っていることが多いです。三蔵法師は19年という長年の歳月をかけ、インドから657部の仏教の経典を長安へ持ち帰りました。長安へ経典を持ち帰ってからは、その翻訳や著書、整理作業にまた長年の歳月がかかりました。

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西遊記のヒーロー

三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄

三蔵法師の安全を守る上で欠かせないのは、孫悟空(そんごくう)、猪八戒(ちょはっかい)、沙悟浄(さごじょう)の3人の弟子たちです。そして三蔵法師が乗っている白馬の存在も決して無視することはできません。西遊記の100話の長編小説で登場する人物、妖怪、仙人、神様は数多くありますが、孫悟空が登場しない部分はほんの少しです。孫悟空は中国の子供たちはもちろんのこと、世界の多くの子供たちの永遠のヒーローです。正義感が強く、どんな悪魔でも撤去できる孫悟空は、多くの人々に勇気と希望を与えました。

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西遊記の作家

西遊記を知らない人は少ないですが、その作者を知っている人は案外少ないです。この機会にぜひ覚えてほしいです。西遊記の作者は、呉承恩(ごしょうおん)です。呉承恩は中国准安府(今の江蘇省准安市)山陽の人で、1500〜1510年の生まれとされています。無くなった年ははっきりしていて1582年です。呉承恩の曽祖父と祖父は知識人で、県庁に勤めたこともありますが、呉承恩のお父さんの代になって一家は貧乏になります。西遊記は、呉承恩が中年若しくは晩年に書いた作品と推測されています。

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西遊記が伝えたいこと

西遊記は数多くの神と妖怪が登場し、空を飛んだり、瞬間的に移動したりして人間社会と大変離れた話です。西遊記の小説を読んだ人、映画やドラマを見た人、西遊記のアニメを楽しんだ人なら誰もが作者の大胆な想像力と芸術的才能に敬服せざるを得ません。西遊記の作者呉承恩はただおもしろ、おかしく小説を書くためだけではありませんでした。呉承恩は西遊記を通して当時の社会生活、人々の生活様子、庶民の苦しみや願いなどを伝えたかったのです。

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  • 西遊記の概要
  • 西遊記の主要登場人物
  • 登場する敵妖怪
  • 西遊記のその他の登場人物
  • 登場する各種武器
  • 西遊記の西遊記と並ぶ中国の四大名作
  • 西遊記の魅力
  • 中国での西遊記人気
  • 中国と日本の西遊記ドラマ
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