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西遊記は中国古典名作の一つとして中国のみならず、世界の人々に親しまれている作品です。西遊記は全100話となっていて、数多くの人物(妖怪、魔王、仙人、菩薩)が登場します。西遊記の主人公と言えば、三蔵法師、三蔵法師の3人の弟子である孫悟空(そんごくう)、猪八戒(ちょはっかい)、沙悟浄(さごじょう)です。西遊記に登場する主人公たちは、自分専用の特徴のある武器を持っています。孫悟空、猪八戒、沙悟浄が持っていることはご存知ですよね。ここでは「西遊記」の主人公以外の人物が持っている武器についてもご紹介します。

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西遊記

西遊記の作者が武器に託した思い

如意棒

西遊記に登場する数多くの武器は、その時代と密接な関係があります。ある意味、各種の武器は「西遊記の作者」の憧れでもありました。西遊記の作者がいた時代は、中国歴史上武器の全盛期でした。中国宋代から始まった武器技術の開発は、明の時代になって発展を遂げました。西遊記の作者は、小説に登場する人物(主に妖怪と菩薩、仙人)にそれぞれ武器を持たせ、西遊記の作品に一層の神秘性と面白みを添えました。また、作者は「このような宝物があればいいな」という自分の願いを「西遊記」の小説を通して「実現」することができました。

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西遊記で武器を持たない仙人

「西遊記」小説の中で武器を持たない仙人といえば、須菩提祖師と釈迦如来しかいません。後は仙人、釈迦様、菩薩はみんなそれぞれ自分だけの「宝物」を持っています。

須菩提祖師(しゅぼだいそし)

きんとんうん

須菩提祖師は、西遊記で孫悟空に武術を教えた恩師です。須菩提祖師は孫悟空に72変身術、金団運(きんとんうん)の乗り方、長寿の術などを伝授しました。孫悟空の名づけの親として知られていますが、須菩提祖師は10年に渡って孫悟空にあらゆる武術と変身術などを教えます。何の武器、何の宝物も持っていない須菩提祖師は、「頭脳で敵を倒す」すごい仙人です。

釈迦如来(しゃかにょらい)

釈迦如来は、もと古いインド(北部のある地方)の王子でしたが、あることに不満を抱き出家してお釈迦様になりました。孫悟空が金団運(きんとんうん)に乗っていくら飛んでも、釈迦如来の手のひらから逃げることができません。そのぐらい釈迦如来はすごいです。西遊記で釈迦如来は武器を使わず、手のひら(掌)、口、頭脳を使い妖怪と戦います。

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西遊記で武器が一番多い仙人

太上老君(たいじょうろうくん)

西遊記の小説で、宝物が一番多い仙人といえば、太上老君ほかありません。太上老君は道教の創立者で、よほどのことでなければ戦いません。「西遊記」の数多くの仙人の中で、太上老君は「善良な老人」として登場します。西遊記の多くの妖怪たちは太上老君の宝物に悪さ(ぬすんだり)する例が多く、これも太上老君の宝物が多いことを説明します。西遊記で孫悟空の宝物である如意棒は、実は太上老君が丹念を込めて作ったものです。太上老君は、多くの武器と宝物を発明した「武器専門家」とも言えます。

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西遊記の各種武器

如意棒(にょいぼう)

如意棒

ご存知のとおり、孫悟空の如意棒は単なる棒ではありません。孫悟空は如意棒でどれほどの妖怪をやっつけたか分かりません。如意棒の重さは13500斤(中国の重さ単位、一斤は500グラム、斤は現在でも中国で幅広く使われている)、孫悟空の術によって太くも細くもなります。孫悟空は小さくして耳の中に入れることもありますが、忘れないでください。重さ13500斤の如意棒を耳の中に入れて持ち運ぶ孫悟空は、やはりただものではありません。

金団運(きんとんうん)

金団運

孫悟空が空を飛ぶとき使う雲です。

孫悟空の毛

数多くの妖怪と戦う時、孫悟空は毛を抜いて自分の分身を作ります。孫悟空の72変身術の一つです。孫悟空は、一本一本の毛を自分の思ったままの者(物)に変身することができます。

9本歯の馬鍬(まぐわ)

馬鍬

猪八戒の武器です。9本歯の馬鍬を熊手という人もいます。

半月刃(はんげつじん)の宝杖(ほうじょう)

半月刃

半月刃の宝杖は、三蔵法師の三番弟子であまり目ただない、また西遊記の主人公の中で最も存在の薄い沙悟浄の所持品です。半月刃の宝杖は、降妖杖(こうようじょう)とも言われています。

芭蕉扇(ばしょうせん)

羅刹女は牛魔王の美人妻で、二人の間には「紅孩児」という子供妖怪がいます。西遊記で三蔵法師一行の通り道に、燃え続けている火焔山が現れます。火焔山(かえんざん)の火を消すにはどうしても羅刹女の「芭蕉扇」が必要です。孫悟空には巧みに芭蕉扇を手に入れ、火焔山の火を消します。

混鉄木

混鉄木は牛魔王のもので、「牛魔王」と孫悟空は西遊記でかつては「義兄弟の仲」ということになります。

斬妖剣(ざんようけん)、火輪(かりん)

斬妖剣と火輪は、西遊記に登場する那咤太子(なたたいし)のもので、火輪は移動する時に使用する乗り物であり、名の通り火を放っています。風も巻き起こすため立派な武器となります。

火尖槍(かせんそう)

火尖槍は、西遊記で牛魔王と羅刹女の子供である「紅孩児」の宝物です。

三叉両刃の槍

三叉両刃の槍は、二郎真君の宝物です。

蓮の玉座、花かご

観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の蓮の玉座はシンボルであり、花かごが武器となります。

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